議論のレッスン
最近ミーティングをよく行うのだが、無駄な話が多い。
クリティカルシンキングやロジカルシンキングが唱われているけども、実際の手法ってわからない…。
って時に出会った一冊。
- 作者: 福澤一吉
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2002/04/10
- メディア: 新書
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【書評】
議論にはルールがある。「主張」、「根拠」、「論拠」が議論モデルの主役である。
タイトルからは「議論」のHow to本かと思えるが、議論の捉え方・分析の仕方がわかる本である。
議論はお互いの個々の発言からなっており、それを支えるのは個々の「主張」であり、「主張」を支える「根拠」や「論拠」なのである。
これを意識することで、相手が言っている事の妥当性や質疑応答の質が簡単に意識できるようになる。「根拠」を掘っていくと凄く傲慢な意見だったり、「主張」のみを取り出して聞いていたら全然噛み合っていない議論だったり。
切り口は「議論」の本だけども、結局は議論の要素である個々の発言の分析になり、結局はロジカルシンキングに繋がる本。議論に対する視野が広がる。