民族の世界地図

民族の世界地図 (文春新書)

民族の世界地図 (文春新書)

【書評】
友人から「"民族"が露骨な陣取り合戦や政治的な駆け引きに使われているのは、実は近代だけの話。」と聞いたのが、読むきっかけとなった本。
私は高校時代に日本史をとっていたせいもあり、世界史…人種や国名、民族、宗教全てに疎かった。…というか、未だに疎い。
この本は、私の様に世界に疎い人が広く浅く世界について知りたい場合に凄く役立つ本なのではないかと思った。この本を読んでから中国が抱えるチベット問題や、ウイグル自治区の問題、つい最近のグルジアの問題も少しは理解できるようになった。多分、読む前までは無関心だったと思う。